自分で手入れして使っていきたかったので、あえて少しヤレているものを。
オーバーホールを始めて、どのていど磨いていけばいいのかちょっと悩んでしまいましたがひとまず磨き終えました。
今回は、お手入れのビフォー、アフターと、プジョーのコーヒーミルについて注意点なども簡単に書いてみます。
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まずは、磨き終えたコーヒーミルの動画です。
特別な知識がなくても、この記事を読めばこれぐらいのことはできますよ。
購入したプジョーコーヒーミルについて
状態のいいピカピカのものもあったのですが、自分でお手入れをして使いたかったのであえて少しヤレているものを。
購入先は、eBayの代行をしているジョイベイ。
フランスから、我が家にやってきました。
プジョーは現在も手動のコーヒーミルを作り続けていますが、ヴィンテージものは、使い込まれてくるうちにいい感じでペイントが剥げたり変色してきたりして、新品やアンティーク風のものでは味わえない、独特の雰囲気を醸し出しているのが魅力です。
デザインや質感も、ヴィンテージのプジョー、ディアボロやG1といったモデルが人気なのもうなずけます。
どちらも、プジョーを代表するような金属製モデルのディアボロとG1。
表面は同じような素材でも、デザインが大きく違っています。
ペイントを剥がしてしまっても味がありそうなのがG1。
逆に、奇麗な感じのイメージが強いデアボロ。
プジョーのG1についてこちらを参考に
こちらは、ショップさんのblog。
G1について写真つきで
金属がむき出しになったかっこいいG1の写真が掲載されています。
キッチン用品を扱っている素敵な雰囲気のショップさんのページです。
G1展を開催したショップさんかなーと思います。
ディアボロについてはこちらで
両方とも、奇麗なディアボロが紹介されています。
どちらかというと、こういう奇麗なかわいい感じがディアボロのイメージ。
ここまでやれた感じのディアボロはあまり見かけない感じーかっこよすぎ。
フランスのアンティーク雑貨などを扱うショップさんのブログ。
デザイン的にはG1が断然好みなのですが、これだと手で持って豆を挽くのが難しそうだなーと思いディアボロを購入しました。
ペイントや錆をどこまで残す?
さっそくお手入れをはじめたかったのですが、表面のペイントをどこまで残しておこうか・・・と、悩みはじめたら作業が止まってしまいました。
G1は、ペイントを完全に剥がしてしまったものなどオークションで何度か見ていたのですが、塗装を落としたディアボロはあまり見たことがなく・・・
錆は落としたいけど、ブラシで磨くとどうしても周りのペイント部分も落ちてしまいます。
完全に剥がしてしまってもかっこいいかなーと想像してみたのですが、どうもイメージが掴めず・・・
今回は、表面のサビを落として、ペイントは極力残していく方向でお手入れする事にしました。
アンティーク プジョーコーヒーミルのお手入れ
ご覧の通り、紙ヤスリやスチールウールの磨きカスがたくさん出るので、新聞紙などを敷いて作業するといいと思います。
ワイヤーブラシは、抜け落ちたブラシが刺さると痛いので、部屋に落とさないように特に注意しましょう。
お手入れに必要なものは、ワイヤーブラシ、紙ヤスリ、スチールウールなど(詳しくは過去記事にまとめていますので参考にして下さい)。
このコーヒーミルは、前回オーバーホールしたものよりも簡単に分解できるので、作業はほとんど磨くだけで超簡単です。
ネジに異常がなければ、分解に工具は必要ありません。
ネジを緩めて、ミルの刃を取り出してすぐに磨きに掛かりますが、その前に気になっていたハンドルの歪みを軽く直して。
ここは力技で大丈夫です。
電動のブラシを使える方はその方が時間短縮になるかと思いますが、女性では握力が足りなくてかなり危ないですし、抜けたブラシが飛び散るのであまりお勧めしません。
作業時間はみっちりやれば2時間かからないぐらい。
休憩も必要ですし、実際は、もう少し時間がかかっていると思います。
※今回も、前回同様、数日にわけて作業しています
上の写真は、豆の投入口。
想像以上に錆がゴテゴテで・・・これでは、蓋を開け閉めするたびに錆が落ちたり、手についたりで実用的ではないですよね。
しっかり目に磨きました。
こちらは、上蓋の内側部分。
ミルの刃を取り出した部分から、ヤスリやスチールウールを入れて指で磨きました。
内側の汚れは、錆ではなく、コーヒー豆から出た油分の汚れが大半だと思いますが、細かい溝などがあるので隅々まで磨くために素手で作業をしました。
指一本で磨いていたのですが、夢中になって磨いているうちに、指の皮がめくれてしまいました・・・
軍手をして作業をすれば大丈夫だと思いますが、軍手をすると感触が伝わりにくいので、私はあえて軍手を使わず磨き終えましたー
かなりしつこく磨いたつもりですが、蓋の重なっている部分の際に少し黒ずみが残っていますね・・・(根負けしてこれで良しとします)
コーヒーミルの心臓部、刃はワイヤーブラシで。
軸は、紙ヤスリで磨いたあとにスチールウールで仕上げ、写真には入っていませんが、上のネジ部分はワイヤーブラシでしっかり磨きます。
磨く時に、ネジ部分を痛めないように注意して作業して下さいね。
こちらは、豆が入る部分。
やっぱりコーヒー豆から出る油分の汚れで黒ずんでいます。
ここは、投入口からブラシ、ヤスリ、スチールウールの順番で磨いていきました。
分解は簡単でしたが、本体内側は、蓋が完全に開き切らないので、予想通り磨くのに手こずりました。
ディアボロを買う時に、この部分が磨きにくそうなので、ちょっと買うのをためらっていたんですけど・・・やればなんとか磨けないことはないです。
G1の場合は、蓋が外側に向かって開くので、この部分はもっと簡単に磨けそうだと思います。
仕上げ編
だいたいこれぐらいで、じゅうぶん実用できるのですが、外側に浮いた錆も落としておきます。錆が広範囲に広がっていたので、全部ペイントを落としてしまおうか・・・とも思いましたが、極力ペイントは残す方向で。
サビが浮いている部分を磨くとなると、周辺のペイントも落ちてしまうので、錆が進行している部分のみ慎重に磨いていきます。
このような場合、ブラシで磨くより紙ヤスリで磨いていった方が、ペイント部分を落とし過ぎることなく磨けるように感じました。
数十年前のペイント自体が、とてもいい雰囲気をだしているのでここは慎重に。
風合いを気にしながら、でも目立つ錆は落としておきたい・・・
さじ加減が難しい部分かもしれませんね。
豆を受ける底面はかなり錆が出ていたので、大胆に磨いてみました。
ちょっとペイントを落とし過ぎたかなーと思わなくもないですが、いかがでしょうか・・・
古いものが、自分の手で息を吹き返す・・・想像するとわくわくしてきませんか?
プジョーは、現行品も入手可能ですが、どのメーカーのコーヒーミルも、デザインや質感は、やはりアンティークものの方が断然素敵だと思います。
どうしても現行品で探したいということになれば、コーヒーミルといえば、フランスのプジョーかドイツのザッセンハウスという選択になるでしょう。
どちらのメーカーも、数種類のラインナップがありますが、コーヒー豆を投入する部分に蓋がついているものを選ぶ方がよいです。
蓋がついていないモデルだと、ホコリが入るのも気になりますし、豆を挽いている時に飛び散る可能性もあるからです。
お手入れ後、さっそくコーヒー豆をガリガリと挽いてみました。
思った通り手にもっていても挽きやすく、変化していくであろう風合いを楽しみながら、ずっと付き合っていけそうです。
アンティークプジョーのコーヒーミルを買う
このディアボロ。分解できるものとできないものが存在しています。
その見分け方として、豆の挽き具合を調節する機能が、本体の中にあるものが分解できないものになります。
そのモデルは、ハンドルが丸い棒状になっているので、外観だけでも見分けることができると思います。
分解できないタイプと思われるものは、パスしておいた方がいいです。
その他、レアなものとして、豆を受ける蓋の部分がプラ製(ベークライト?)のクリアのものがあります。
破損したら交換部品の入手は困難なので、実用を考えるなら避けた方がいいかなーと思います。
このディアボロを購入する時に、奇麗なクリアタイプのものを見ていたのですが、破損が心配だったのでやめておきました。
プジョーのミルは、ショップさんで見ていると、20,000円前後、高いものだと40,000円に迫ろうかというものもあります。
購入するモデルにもよりますが、お手入れはそれほど特別なことはありませんので、オークションもおすすめ。ぐっとお買い得なものが見つかりますよ。
海外オークションを購入先に選ぶなら、セカイモンやジョイベイが簡単です。
なかなか日本では手に入らないモデルも、お手頃な値段で見つける事ができますよ。
慌ただしい日常に、ゆったり手で挽くコーヒー、楽しんでみませんか?
こんばんは(^^)
葉の部分など本当にピカピカとても綺麗に磨かれたんですねー!
手の皮まで向けてしまったんですね(><)
大丈夫ですか?!
でも、こういう作業ってつい夢中になってしまいますよね(^^)
とてもいい感じに磨けていると思います~♪
凄くかっこいい!
ミルが欲しいね~っと話している我が家。
この話をして、アンティークも良いね~!って気持ちが傾いています(笑)
自分で上手く手入れが出来るか不安ですが、もし出来るなら私も絶対アンティークが良い!って思ってしまいました♪
そよかぜさんマジックです(笑)(*^^*)凸ぽち
nyancousagi さん
こんばんはー☆
狭い部分から指をいれて磨いていたので、ひっかけてしまったみたいですー^^;
作業中は、まったく気がつかず・・・
手を洗っている時にヒリヒリして、そのとき気がつきましたー
おかげさまで、傷はたいしたことないです〜
磨くとどうしても不自然にペイントが剥げてしまうので、いっそのこと全部・・・とあれこれ悩んでいたのですが、やっぱり残せるだけ残した方が良いみたいですね^^
いい感じに仕上がったと思います!
アドバイスありがとうございました☆
上手に買えば、お値段的にも1万円ほどあればー
これも送料込みで、そんな感じです^^
手間を楽しみと思えれば、こういったものを手入れする方がいいかもです^^
磨いている間は、無になれるので、とってもいいですよ(笑
ほんの少しでも自分で手をいれたもの・・・
そんなものがあると、毎日がとても楽しくなるような気がしています。
心配な部分もないわけではないですがー
いい出会いがあるといいですね☆
いつもありがとです♪
わ~磨き終わったのですね!
すっごくいい味が出てると思います(´∀`)
あら、傷はもう大丈夫ですか~?
そよかぜさんのブログを拝見すると、
「お手入れする楽しさ」を感じます。
今は全然余裕がありませんが、いつか!…と思います。
yasuyoleob さん
こんばんはー☆
ありがとうございまーす♪
おかげさまで、いい雰囲気になったかなーと思います!
ありがとうございました。
傷は、もう大丈夫です^^
お手入れして、汚れたものがぴかぴかになるとやっぱり気持ちいいですよね〜
お掃除もこれぐらい頑張らないと^^;
お子さまが落ち着いたらーですね(笑
そよかぜさん、こんばんは☆
ちょっぴりお久しぶりですみません(^_^;)
プジョーのミル買われたのですね。
私も狙っていましたが・・ここまで綺麗に出来るモノなのですね~☆
すごい!!!
これくらい綺麗に磨けると 安心して使えますね。
コチラで挽いたマメで淹れるcoffeeは、格別でしょうね~。
私も頂きたい・・(゚∇^*) テヘ♪
またよろしくで~す!
ポチ!
olive さん
こんばんはー☆
お久しぶりです!!
手頃で奇麗になりそうなものがあったので、衝動買いしてしまいました〜^^;
お値段的には、思ったより高くついちゃったんですけどね^^;
このミルや、G1だったら比較的簡単にお手入れができると思いますよ〜
箱形のミルは部品が増えるぶん、分解と組み立てがちょっと大変かもですー
手動のミル、楽しいです〜
こちらこそよろしくお願いします!
いつもありがとでーす