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今日は、数年愛用しているフィルソンのTINクロスのジャケットを洗濯した話を書かせていただきます。
FILSON Mns Tin Cloth Jacket
posted with カエレバ
FILSON(フィルソン) 2013-10-03
バブアーのコマンドジャケットに続き、圧倒的な着心地に惹かれて購入したフィルソンのハンティングジャケット。
TINクロスと言われるだけあって、ブリキのような硬さ、質感で、新品当時は、着たまま動けなくなるのでは?というほどの硬さでした。
家の人が着ているジャケットも、6年ほど経過しているような気がしますが、脱いで床に置くと、そのまま直立している程の硬さです。
こういったところは、ファイヤーキングのヘビーマグやコーニングのミリタリーマグのごつさに通じる所があるように思えて嫌いではないです~
レディースもかっこいいのですが、さすがにこれを着たとしてもネタにしかなりません。
禅の格言?に、
『強過ぎると弱くなる』
古くから
『柳に風』
と、言う言葉もあります。
硬すぎてしまうともろく、しなやかなものは強さを得る。
本当にもの凄く強い素材のフィルソンは、強すぎてこの辺りの言葉がぴったりだと思います。
洗濯する前に、じっくりフィルソンのジャケットをみつつ、気になった注意点を。
FILSON TINクロスの気になったこと
これだけ強ければ、破れることはないだろう・・・なんて思っていたジャケットも、ぽつぽつと痛みがでてきました。
ポケット下に小さな穴があいています
穴があいているのは、ポケット下の本体部分。
ここは、ジャケットの生地に折れ目ができる所のようで、そこが擦れて穴があいてきたんだと思います。
袖口も、かなりやつれてきています。
この辺の痛み方は、強さを誇るフィルソンならでは。
柔らかい紙の端っこを持って、壁にこすりつけて、紙を痛めようとしてもなかなかうまくいかない筈です。
これが、段ボールのように硬い素材だと、簡単に端っこがぼろぼろになるでしょう?
この辺は、購入後洗濯することなくそのまま着込んでいったので、硬さが残ったままだったからかな・・・と思うのですが・・・
※ベテラン店員さんは、一度洗うとかなり馴染むとおっしゃっていました。
さて、TINクロスのジャケットを着るとき、袖をロールアップするのはやめましょう。
袖を折り曲げた所で、縫い目が切れて、糸がほつれています。
これは、この生地を通せる針がないため、我が家では修復不能だと思います。
両袖同じ所がほつれてしまいました
家の人は、袖のエッジが手に当たるのが気になって、ひとつ折り曲げていたそうなんですが、こんな硬い生地なので折り曲げた所で糸がこすれてほつれの原因になったのだと思います。
FILSON TINクロスのジャケットを洗濯する!
そろそろ、オイルを塗るから、一回洗濯してみよっか~お願いね~購入後すぐに洗濯をしておいてあげれば、着心地もよく、多少生地が馴染んでこれほど痛みがなかったのでは?と、ちょっと反省もこめて洗ってみます。
洗濯機に放り込んで洗うと、洗濯機の故障の原因になるとかならないとかメーカーのサイトに記されていたような気がします。
ベテラン店員さんは、洗濯すればいいといっていましたが・・・
洗濯機が壊れるのは嫌なので、お風呂場で手洗いを。
試みましたが、とても無理だとすぐにあきらめて、洗濯機に放り込みました。
普通洗いで回すとさすがに危ないなと思ったので、ソフトに回してくれる手荒いコースで。
どうせだから洗剤も入れちゃえ~と『トップ』をひとさじ。
洗濯機にいれていま~す
水がたまり、洗濯機がまわり始めると、水がまっくろ・・・
数年の汚れが一気にでてきているようにも見えなくもありません。
数分で無事に洗い終わり、洗濯機から出したジャケットはがちがち。
洗濯機の槽をお湯で流しておくのを忘れずに。
そのまま、外で乾燥させます。
生地自体には、まだオイルが残っているようで、じゃんじゃん水がたれて、表面が乾いていきます。
水にぬれている時はがちがちだったジャケットも、乾燥してみると少し柔らかくなっているようです。
試しに床に置いてみましたが、ジャケットだけで自立することもなくなりました。
家の人が袖を通してみましたが、かなり柔らかくなった~♪とご機嫌です。
ちなみに、縮みを心配されている方もいるかもしれませんが、我が家の場合オイルフィニッシュ ティンクロス12.5oz だと思うのですが、問題ないようでした。
さて、乾燥後気になるのはオイルの抜け具合ですよね?
水をかけて試してみました。
水をかけてみるとご覧の通り。
手前に水の玉ができていますよね?
奥側は、じんわりしみている様子ですが、まったくオイルが利いていないという訳でもなさそうです。
このまま、オイルを塗り込んで、メンテ終了なのですが、オイルはもう少し気温が上がってきてからの方が塗りやすいので、今は塗りません。
フィルソンのオイル缶は、平べったいので湯煎が難しそうです。
オイルも専用のものに拘る必要もないようですが、いちおうバブアーとフィルソンのオイルを用意しています。
たぶん、家の人がオイルを塗るのだと思いますが、その時はまた報告してみようかしら?と思います。
※我が家のジャケットは、洗濯をして、柔らかくなり縮みもありませんでしたが、ものによっては洗濯不可のものもあるようです。
心配な方は、FILSON好きが集まるショップさんを見つけてそこで、実際に使っていらっしゃる方達に相談してみることをお勧めします。
故障の原因になりかねませんので洗濯機は気をつけてください。
ベーシックなウェアをこよなく愛する我が家です
洗濯後、オイルを塗ってみました
ふむふむ。
私はこのジャケットの存在さえ知りませんでしたが、オシャレでこだわりのある方が着るものに違いないっ!
手間を掛ける楽しみって感じですね♪
そよかぜさんのブログを見ると、普段手を抜くことばかり考えてる私ですが、「手を掛けることの大切さ」をいつも教えてもらえてます^^
carebear さん
こんばんは~♪
このジャケットのメーカーは、バッグも作っていてとってもかっこいい感じですよ~♪
フォルクスワーゲンのエンジンを運んでも大丈夫なんだとか(爆
危うくペアで・・・なんてことになりそうだったのですが、縦にも横にもボリュームがある体型でないと似合わない感じです~
はぁ~横を狭めて、そのぶん背が欲しい~^^;
家の人は特にクラシックスタイルが好きなので、ナイロン系のハイテクものはほとんど興味がないみたいです。
そのぶん、重たくかさばる服が増えていってちょこっと収納に困ります^^;