コーニング ネイビーウォッチマグ

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コーニング ネイビーウォッチマグ

海軍向けに造られたミリタリーマグ


コーニング、ネイビーウォッチマグです。

こちらのマグは、ネイビーウォッチマグ、ハンドルレスマグ、ミリタリーマグなどなどと呼ばれているようです。


最大の特徴は、ハンドルがついていないことでしょうか。

こちらは、アメリカの海軍向けに作られたとされていますが、この他に、ハンドルのないマグとしては、ほぼ同程度の大きさのマグにプリントが施されたTerraシリーズのマグがあります。


ネイビーウォッチマグは、第二次世界大戦中〜朝鮮戦争の頃まで使用されていたそうなので、かなり年代の古い食器ということになりそうです。


コーニング パイレックス ネイビーウォッチマグ ハンドルレスマグ
Corning US Navy Watch Mug





大きさはおよそ、高さ8.5cm、直径9.5cm。
重さは、430g〜となっています。


ネイビーウォッチマグバリエーション

カラー
カラーは、ホワイト、オフホワイトからアイボリーっぽいものと、バリエーションがあるようです。

刻印
刻印については、いくつかバリエーションがあるようですが、ガラス吹き職人(Glassblower guy)の全身が描かれているものしか持っていません。


ミリタリーマグにハンドルがついたものもありますが、こちらでは、パイレックスの刻印のものも確認していますので、ハンドルレスマグの方にも、パイレックスの刻印のものがあるのかもしれません。

ハンドルのついたものについては、過去にUPしているのでそちらを参考にしてみてください。
パイレックス・ミリタリーマグ(ネイビーマグ)

重さ
重さについては、ばらつきがあるようで430gから440g程度と、持っている6個でばらつきがあります。
大きくは2つのバリエーションがあるということでしたが、個体差なのか細かいバリエーションなのか・・・
重さの違いは、ガラスの厚みに現れているようです。

持っている、ハンドルレスマグの裏側を確認したところ、微妙な違いがあるようです。


コーニング パイレックス ネイビーウォッチマグ ハンドルレスマグのバックスタンプ
ネイビーウォッチマグの裏側



手前のマグと真ん中のマグは、同じように見えますが形状がちがいます。
間違い探しのようになってしまいますが、じっくり見ていただければ丸い円のラインの造りの違いを確認できるかとおもいます。

そして、いちばん奥のマグは、バックスタンプが円で囲まれているので、明らかに手前ふたつとは底面のデザインが違います。


そして、カラーはホワイトとオフホワイト〜アイボリーの様なカラーのはずなのですが、ペイントもののハンドルレスマグを見つけました。

残念ながら、このカラーのハンドルレスマグは、どのようないきさつで存在しているのかはわかりません。
海軍向けに作られたシリーズの中で、カラーのものは初めてみました。

パイレックスのものには珍しい、企業広告のプリントもの(アドマグ)も存在しています。
プリントもののネイビーウォッチマグは、こちらで見ることができます。

パイレックスのレフとここで比較してみます。


カラーのネイビーウォッチマグ詳細


コーニング プリントもののネイビーウォッチマグの詳細写真
ネイビーウォッチマグのリム部分詳細



マグの飲み口の詳細です。
かなりラインがはっきりしているようです。


コーニング プリントもののネイビーウォッチマグの詳細写真 底面
ネイビーウォッチマグ底面



底面の写真です。



コーニング ネイビーウォッチマグとパイレックス レフ 比較のための写真
パイレックス レフの底面



底面のラインを見比べてみると、それほど違和感はないようですが、若干ハンドルレスマグの方がラインがはっきりしているようにも見えます。
表面の質感などは、パイレックスのものと比べてみても、やはりそれほど違和感を感じる仕上がりではありません。
全般的につやはありますが、年代相応に?ところどころペイントロスもあります。


海軍向けに作られた食器の中でカラーのものを見たのは初めてです。
もし、何らかの理由でカラーのものが存在していたとすると、ハンドルレスマグに使うソーサーはどんなカラーをしていたのか・・・等も気になるところです。


ネイビーウォッチマグの状態について
だいたいのマグが、恐らく何らかのダメージを持っていると思われますので、まったく無傷のものを入手しようと思うと、かなり大変かもしれません。

リムに大きなカケがあるものをカケのあるものの方が人気があるとしているショップさんもあるようですが・・・その辺りは好みの問題もあるようなので、本当のところは分かりません。

かなり状態がいいというものでも、ボトムに当りやカケなどがある場合がほとんどです。


ボトムから数センチ上に、光にかざすとクラックのような線が入っていますが、これは製造過程のもののようですから、実際の使用には問題ないと思います。
※持っているハンドルレスマグ、ミリタリーマグ全てに同じようなラインが入っています。

このラインについては、全てが大丈夫というわけでもないと思いますが、手に取る機会があれば落ち着いて状態を確認してみてください。



海軍向けに製造された食器類は、マグ、ソーサーの他に、深皿、プレート各種サイズ違い、チリボウル、フルーツボウル(ベリーボウル)などがあるようで、比較的にチリボウル、フルーツボウルは探しやすいかと思います。


ハンドルレスマグはとてもシンプルで頑丈なので、アウトドアを楽しむ方が愛用していたり、ペン立てなどに使用したりと、いろいろと用途が広がりそうです。

ペン立てとして使用される時は、マグの中にコルクシートかビニールのマットなどをカットして入れておくと、音や傷の心配が軽減されると思います。


国内で購入の場合は、5000円前後を目安に、ハンドル付きのものは3000円程度を目安にしてみるといいかもしれません。
※最近値上がり傾向で、ハンドルレスマグは6,000円前後が目安になりそうです

海外からですと、購入価格はぐっとさがりますが(数百円〜1000円程度)、送料などがかかりますので、しっかり検討してからの方が良さそうです。

※あくまで参考で、状態などにもよりますし、価格が変動しているかもしれません。


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