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超簡単!木製家具のきしみやぐらつきを解消したいときに最初に試したいこと

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きしみが気になるアンティークチェア
ギシギシきしみが気になるチェア


ぎしぎし、みしみし、椅子やテーブルなどの木製家具がぐらつくとわずかなことでも気になりますよね。
多少のことなら座れないこともないのだけれど、ダイニングテーブルに使っている、ヴィンテージのチェアのきしみが以前から気になっていました。

椅子の補修というと、分解して再接着という作業になり、お気軽にできる感じでもありません。
専門店に修理に出すとなると、費用も気になるし、ショップまで持ち込むのも面倒だったりします。

そこで、超お手軽に木製家具のぐらつきやきしみ、ゆるみを補修できる『ぐらつきシャット』を使って補修してみました。
期待通り簡単に補修できたので、Before、Afterの動画を交えながら記事にしてみます。


きしみが気になった椅子の補修前、補修後

Before


製造から何年が経過しているかわかりませんが、購入してから10年近く経過しているアンティークのチェア。
購入した時は、きしみやぐらつきも感じなかったのですが、毎日、食卓の椅子として使用していたら、ご覧の通りきしむ音が気になり始めました。


After


こちらが補修後の椅子。
ぎしぎし、みしみし、気になるきしみ音は消えています。

椅子のぐらつきやきしみをどう補修するか?

椅子のメンテナンスをきっちりしようと考えると、分解して、古い接着剤をヤスリで取り除いて、接着してしっかり固定しなければなりません。
はっきり言って、DIYとしては、道具も必要になってきますし、とてもお気軽に補修というわけにもいきません。

もっと簡単に済ませようと考えると、金具を使って補強するという方法も考えられます。
目立たないように裏側で固定できれば良いですが、新たに釘を打ち込んだり、木ネジで固定したりと、家具そのものに新たなダメージを追加することは避けられません。

専門店に出すということも考えられなくもないですが、それほど高価なものでもないし、お店に出すのも結構な手間ですよね。

そこで、ぐらつきシャット。
こちらは、木の膨張剤になります。
家具の緩みやきしみは、木の接合部が圧迫されて緩み、その圧迫された木の繊維を膨らませてやれば、ぐらつきが解消されるというのです。
緩みの原因のほとんどは、削れてすり減ったりしているわけではないのですね。



この不快なきしみが、分解もせず、お手軽に解消できる可能性があるなら、試さない理由はどこにもありません。
というわけで、木製品の膨張剤『ぐらつきシャット』を購入してみました。

ぐらつきシャットで椅子のきしみを補修してみた

ぐらつきシャット



ぐらつきシャットは、小さなボトルに入っています。
作業は、ボトルの青い中栓を外し、同梱されている極細ノズルを取り付けて接合部に注入するだけ。
気になる方は、簡単にマスキングしておくとよいと思います。



椅子の補修箇所



注入する箇所を赤丸で囲ってみました。
みしみしときしんでいたのは、背もたれと座面の接合部。二重丸で囲ってあります。
ここを中心に、接合部の隙間にぐらつきシャットを注入していきます。


補修剤を注入する椅子の接合部



補修剤を注入する椅子の接合部



補修剤を注入する椅子の接合部



新聞紙を広げて、こぼれた時にすぐ拭き取れるようにティッシュを準備して、このような隙間にノズルを入れてぐらつきシャットを注入していきました。

ボトルが硬いので、案外指先の力を使います。
いっぺんに大量に注入しようとすると垂れてきますから、注入箇所を変えながら、何度も繰り返しました。
多少気をつけながらでしたが、特に説明するほど難しいことはありませんでした。


使い終わったぐらつきシャット



この椅子に使った量はこれぐらい。
赤丸で囲った場所すべてにたっぷり注入しましたが、作業時間は20分もかからない程度。
一日経てば、動画のようにきしみやぐらつきが解消されています。
簡単ですね。

膨張剤が余ったので別の椅子も補修してみた

Before


先ほど補修した椅子よりさらにぐらつくスツール。
ここまでぐらつくと座っていて不快なレベル。
半分あきらめていましたが、膨張剤が余ったのでダメ元で補修してみます。


After


ご覧の通り。
ぐらつきシャットを注入後、一日で実用レベルになりました。
カッチカチです。


スツールの補修箇所



接合部という接合部がゆるゆるだったので、赤丸部分すべてに注入します。


スツールをぐらつきシャットで補修中



スツールの補修箇所



注入後、椅子自体が古いものだったので、外観上も変化はないように見えます。


もう一脚補修した

補修した学校の椅子



動画には撮りませんでしたが、学校で使われていたこの椅子。
我が家で最もぐらつきがひどかったです。


補修した椅子



昭和39年と書かれていました。
あちこちがゆるゆるで、金具で補修された様子がありますが、ゆらゆらぐらぐらでした。
こちらはどうせ治らないと思っていたのですが、一番効果がありました。

注入後の接合部の写真です。


補修した椅子



補修した椅子



補修した椅子



注入中に多少こぼしてしまい、すぐティッシュで拭き取りながら作業しました。
椅子自体が、繰り返し補修されながら使われてきたような古いものなのでわかりにくいですが、多少薬品の跡が残っている程度です。

ぐらつきシャットは効果は抜群だった




結局、一本で3脚ぶん使用することができました。
これで永久的に状態が保てるとは思いませんが、気になった時にいつでも補修できるのでありがたいですね。
特にひどかった椅子は、実用を諦めかけていましたが、これだけのことでまた使えるようになって嬉しい限りです。





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